1991年4月
福島県白河市に「白河事業所」開設
解説
埼玉事業所に次ぐ国内第二の製造拠点として白河事業所を開設しました。開設当初は、当時、映像記録媒体として主力であったVTR(Video Tape Recorder)向けの部品を生産していました。
現在、白河事業所では、磁気応用技術を中心とした製品展開を進めています。
白河事業所 建屋
1990年~
解説
紙幣の磁気インクを読み取り、真贋を識別する役割を持つ、MRセンサの生産を開始しました。その後、ユーロの発行や各国の新紙幣への切り替えにより需要が増加しました。
MRセンサ
MRセンサ
解説
ガスの流量を比例的に制御する役割を持つ、比例電磁弁の生産を開始しました。主に、マスフローコントローラ(質量流量計)に搭載されております。
比例電磁弁
ソレノイド
1999年11月
「NIKKOSHI PHILIPPINES CORP.」設立
解説
磁気回路設計技術を活用した、薄型、高吸着力が特徴の小型ソレノイドの生産を開始しました。当初はノートPC用CD-ROMドライブとしての需要が高まりました。その後、カメラや省電力スイッチ等、様々な用途に展開しております。
小型ソレノイド
小型ソレノイド
解説
半導体製造装置で培った表面処理技術を応用して、より大型の液晶製造装置部品の機械加工及びアノダイズ処理を開始しました。その後、2000年代に入り急速に高まった大型液晶テレビの需要に対応し、設備の大型化を進め市場対応を図りました。
埼玉事業所 大型アノダイズ処理設備(最大処理サイズ: 3.0m×2.7m)
- フィリピン・Cavite州に生産拠点(NIKKOSHI PHILIPPINES CORP.)を開設
2000年5月
「NIKKOSHI (HONG KONG) CO., LTD.」(現 尼高希(香港)有限公司)設立
2000年~
- 中国・香港に貿易・販売拠点(現 尼高希(香港)有限公司)を開設
2002年11月
「珠海尼科希電子有限公司」(中国広東省珠海市)設立
解説
プレス加工及び熱処理を用いた、磁気応用電子部品の製造を開始しました。
- フィリピン・バタンガス州に新たな生産拠点を設立、移転
2006年4月
「尼高希(珠海)電子有限公司」設立
- 紀正電機グループを買収し、巻き線・コイルの取扱を開始
解説
高いコイル巻線技術及び樹脂成型技術を有していた紀正電機グループを買収し、当社部品を搭載したHDD部品の一貫生産体制を確立することで、HDDメーカへの直接納入を開始しました。
HDD用コイル成形品
コイル
2006年10月
「NIKKOSHI PHILIPPINES CORP.」第2工場建設
- 中国・広東省珠海市に新たな生産拠点(尼高希(珠海)電子有限公司)を開設、移転
解説
従来の電子部品製造に加えて、液晶パネルの生産が日本から中国・台湾にシフトし、液晶パネルが更に大型化することを見越し、中国華南地区に、大型液晶パネルのアノダイズ処理が可能な製造拠点を開設しました。
珠海の外観
解説
照明や、テレビのバックライト等に用いられている、LEDの製造装置市場に参入しました。当社の真空ろう付技術により三次元立体流路構造体を形成することで、複数のガスを同時に成膜することが可能です。
MOCVD装置用シャワープレートの断面図
真空ろう付け
2011年6月
尼高希(珠海)電子有限公司を存続会社として、旧 珠海尼科希電子有限公司と合併
2010年~
- タングステンカーバイド、サーメット溶射材料の販売を開始
解説
従来から超硬工具用としてコバルト粉末の納入実績がある超硬メーカに、主成分であるタングステンカーバイド粉末の直輸入販売を開始しました。
タングステンカーバイド粉末 拡大写真
レアメタル
2013年6月
完全子会社であった紀正電機株式会社を吸収合併
2014年4月
東京都港区麻布台に本社移転
2016年6月
NIKKOSHI PHILIPPINES CORP.を存続会社として、旧 NIKKOSHI ELECTRONICS PHILIPPINES INC.と合併