微細加工技術及び磁気応用技術を中心に、金属材料に価値を与える様々な要素技術を保有しています。
微細加工技術
半導体・FPD(液晶、有機EL)製造装置のプロセスチャンバ内で使用される真空部品に特化した、アルミニウムの陽極酸化皮膜処理です。
一般のアルマイト(アノダイズ)処理に比べ、放出ガス量が低く、高耐熱性、高耐食性で、高真空装置部品に適した表面処理です。
化学洗浄やブラスト洗浄といった一般的な洗浄に比べて、寸法変化や薬品等の残渣が少なく、超精密製品や医療機器に適した洗浄です。
ステンレスやニッケル、銅、アルミ材同士を真空中で加熱し、ろう材により接合します。三次元立体流路構造体や、加熱・冷却用の流路を持つ構造体の設計・製作を得意としております。
アルミ材などの非鉄金属や異種金属の電子ビーム溶接を行っております。
最新鋭のマシニングセンター、NC旋盤を保有しており、半導体、FPD製造装置用の小穴多孔加工品を得意としております。非接触画像測定器により、全穴の検査データの保存が可能です。
金属細管内部を流動研磨し流路の平滑性を高める研磨加工や、加工表面層の欠陥を排除して材料本来の耐久力を高める研磨加工、機械加工で生じたツールマークの除去研磨を得意としております。
磁気応用技術
磁気回路設計技術や大型の磁場測定設備を用いて、磁場に関わる問題点や課題に対して幅広く対応します。
磁気抵抗効果素子(MR素子)を用いたセンサーにより、磁界の変化や磁性体の有無を電圧の変化として検出する事ができます。
交番磁界を印加すると、高いパルス電圧を出力する事ができます。
その他
接合工程など高温に晒される部品の変形度合いを、構造解析及び伝熱解析によりシミュレーションすることで、工程設計を最適化できます。その他、流体解析や磁場解析、振動解析など、様々な解析を連動して行うことが可能です。